占い師同士で「鑑定歴」を聞き合うときに感じること

占い師同士で「鑑定歴」を聞き合うときに感じること 占い

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占い師同士で「鑑定歴」を聞き合うときに感じること

イベントやスピリチュアルの勉強会、占い師の集まりなどで、はじめましての占い師さんと出会うと、よくこんな会話になります。

「鑑定歴、どのくらいですか?」

一見何気ない質問なのですが、占い師の世界ではこの“鑑定歴”が一つの基準として見られていると感じることが多いです。
特にベテランが多い場では、自己紹介の中に「鑑定歴〇年です」と添えることで、安心感や信頼感につながることもあります。

でも、私自身はこの質問をされると、少しだけ慎重になります。
というのも、「鑑定歴=実力」とは限らないからです。

鑑定歴が長いからといって、すべてがわかるわけじゃない

占いの現場には本当にいろいろなスタイルの方がいます。
10年以上の鑑定歴でも、月に1〜2件だけマイペースに鑑定している人もいれば、1〜2年でも毎日のように鑑定を重ね、たくさんの相談を受けてきた方もいます。

逆に言えば、鑑定歴が短くても「観察力が鋭い」「直感が冴えている」「お客様の心に寄り添う力がある」など、非常に印象的な鑑定をされる方もたくさんいるんです。

だから私は「鑑定歴だけでは、その人のすごさは測れない」と思っています。
むしろ、どれくらいのペースで鑑定しているのか、どんなお客様が多いのか、どんな占術をどう使っているのか、そんなお話のほうがずっと面白いし、その人らしさが伝わってきます。

鑑定歴を比べるより、経験を共有し合いたい

正直に言うと、占い師同士で鑑定歴を聞き合うのは、少しだけ気を遣う場面でもあります。
年数が長い方には「へぇ〜、そんなに!」という尊敬の気持ちもありますが、一方で年数が浅い方が「まだまだなんですけど…」と遠慮されることもあります。

でも、本当に大切なのはそこじゃない。
「どんな想いでお客様と向き合っているか」
「どんなテーマの相談に心を動かされたか」
「自分がどのように成長してきたか」

こういった話をシェアできる時間のほうが、占い師としても人としても深くつながれると感じています。

私が大切にしていること

私自身は、鑑定歴を聞かれたらもちろん正直に答えますが、そのあとで必ず「どんな鑑定スタイルなのか」「これまでどんな相談が多かったのか」をお互いに話し合えるような雰囲気を意識しています。

自分と全然違う占術を使っている方の視点を聞いたり、似たような相談内容でもまったく違う解釈を持っている方と出会えたりすると、毎回新鮮な発見があります。


まとめ:数字よりも、想いの共有

鑑定歴を聞き合うのは、お互いを知るきっかけではあるけれど、そこにこだわりすぎる必要はないと思っています。
数字では測れない、その人なりの経験や思いを共有することで、占い師としても、人としても、豊かなつながりが生まれるのだと感じています。

これからも、たくさんの占い師さんと出会いながら、それぞれの歩んできた道を聞き合い、学び合っていきたい。
そんな気持ちで、今日も鑑定に向き合っています。